大事にしてくれる人がいい。よく聞く言葉。
この「大事にしてくれる」って何だろう。
私は、「相手にとっての"悲しい" "辛い"を先回りして考えてくれる事」だと思う。
相手にとっての"楽しい"や"嬉しい"は案外、個人差が少なくて、与えやすい気がするけど、マイナスの感情は人によっての振れ幅が大きい。
だから、なんでわかってくれないの!?私はこんなに悲しいのに!!ってことがよく起こるんだと思う。
で、話を戻すと。
友人がよく言う、この人は(結婚してからも)本当に私のことを大事にしてくれるかな、って。
まあ多分、してくれないだろうな、というのが本音。
そこを疑う原因は、全て相手の言動にあると思っていて。しかも、普段の何気ないところに。
それが信じられないのなら、相手の人生を信じられないに等しい。そんな相手と生きていくのは、私にはできない。
例外はあるけど、両親が自分のことを大事に思ってくれていない、と思った瞬間は無い。これは、普段の言動から無意識に信じているからじゃないかな。
家族ってそのくらい、強固じゃないと、やってけないと思う。
信頼の先の正誤は関係なくて、ただ無条件に信じることができるかどうかにかかってると思う。
もちろん、努力は必須。相手がどれだけ素晴らしい人間でも、いくら運命でも、人間は疑うという機能を持ってしまっている限り、完全に信じるのは難易度がかなり高い。
でも、やるしかないんだよ。結婚したなら、結婚するなら、結婚したいなら。
自分で自分を洗脳するレベルで、相手を信じる。疑いそうな気持ちが少しでも顔出したら、徹底的に殺す。無かったことにする。そういう努力をする、しかもこれはこれからもこの先もずっと1人の戦い。
そこまでして結婚したくないなら、結婚はしない方がいい。
私は、結婚して本当に良かった。これ以上の幸せはないと、心底思っている。でも、きちんとそういう努力を重ねてるし、彼も同じように努力してくれている結果が、2人の今を作り上げてると思う。
だから、恋人との結婚を悩んでいる全友達に言いたい。目の前の人と結婚するかどうかを決められるのさ、まじでお前しかいない。
あと、大事にしてくれる?幸せにしてくれる?じゃない。
大事にできる?幸せにできる?で考えよ。与えることは、案外悪くない。