「嫌われる勇気」読みました。
あの本が流行り出した時、私は父に「そんなに皆人に嫌われたくないのかな?私全然平気〜」とか言ってたわ。最悪。
当時大学生とかだったし、そりゃ平気だわ、本当に黙って大学生の私。
あの本は、そういう問題じゃないしそういう次元じゃなかった。
私は評論家でも何でもないので、考察とか述べたいわけじゃなく、感じたことを書き連ねたい。
人は変われるな、と思った。本気で。
私は自分自身はもちろん、他者も含めて、人間なんて変わらない。結局根底にあるものは同じ。と信じてたし人より強く思ってた気がする。
でもなんか、全然違うっぽい。
主観ひとつで、世界は綺麗に変わる。家族とか友達とか恋人とか、本当に関係なくて、ただ自分の存在だけあれば、見える世界は変わる。
わかる、キモい。自己啓発読んだ後のこの感想はとてもキモい。でも思っちゃったからしょうがない。
大切なことがたーーーーーーーくさん詰まった本だけど、私がいちばん残ってるのは、「自分が他人の人生を生きたら、自分の人生は誰が生きるの?」(多分こんな感じの文章)ってこと。
いや、それな?
「自分は他人の期待に応えるために生きてるのではないし、他人は自分の期待に応えるために生きてるのではない」って!!!本当にそれな!!!!!
私、物心ついた時から、人の気持ちを何よりも大切にしてきたし、そうできる自分を誇りに思ってた。
だから、夫も家族も友人も、いま周りにいる人達は素敵な人ばかりなんだって信じてやまなかった。
でも同時に、その代償が人よりも大きすぎるとも思ってた。
この人は相手が私じゃなかったらこんな酷いイジり方しないだろうな、とか、これって私じゃなかったらセクハラって騒ぐから普通しないよな、みたいな。よくわからない例外みたいなポジション。
そんな代償、不要だったっぽい。
私、自分の人生生きたことないかも、半分マジで。
でもそんな自分が楽だったんだよね、だから、ここまで気付かなかった、全部全部言い訳だったってことに。強くなれない言い訳にしてただけだったことに。
アドラー心理学に触れたことない人は、何言ってるかさっぱりと思うけど、ぜひ読んでみてほしい。
人によっては全然刺さらない人もいるかもしれないけど、ちょっとでも自分に違和感を持ったことある人は救われたりするかも。しかもその瞬間だけじゃなく、その瞬間からこの先の人生ずっと。
世界は、思ってるよりもずっとずっとシンプルみたい。
今日から、アドラーを心に飼う(急にアホっぽい)